中弁連シンポ
先月は、中部弁護士会連合会定期弁護士大会シンポジウムに出席のため、
三重県桑名市にあるホテル花水木に行ってきました。
シンポジウムのテーマは、
「犯罪被害者による損害賠償請求の実効性確保
~債務名義の取得、債務名義に基づく回収に向けて~」
アンケートでは、アンケートを回答してくださった先生方のうち、
任意の支払いで全額回収できた事案が3割弱ということで、
なかなか回収が難しく、他の先生方も悩まれているんだなと。
基調講演では、前兵庫県明石市長である泉先生にご登壇いただきました。
泉先生の熱意に圧倒されまくりでした。
市長時代には、いろいろとマスコミなどにも取り上げられた方のようですが、
被害者支援や子育て支援に対する思いは強く、
講演を拝聴していると、本当に強い信念を持たれ、
それを実行しようとしたんだな、と思えてきます。
また、加害者にも配慮をし、加害者を生まない街づくりというのも
印象的でした。
また、パネルディスカッションでは、お子様を犯罪により亡くされた
遺族の方が登壇され、胸の内を語ってくださる場面がありました。
身につまされる思いがして、聞いていて涙が出そうになりました。
加害者からは1円も賠償金が支払われていない現状。
加害者は現在、社会に出て普通に生活している様子。
やりきれない思いを聞いていると、本当につらくなりました。
写真は会場となったホテル花水木のロビーの天井です。
ライトがかわいらしかったです。
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