離婚調停や破産手続もオンライン化
今月6日、改正民事執行法が衆院本会議で可決・成立しました。
この改正は、離婚や遺産分割といった家事調停や、
破産手続きなど裁判以外の手続きを
オンラインで可能にするといったものです。
破産申立は、従来は書類を郵送するといった方法でしたが、
今回の改正で、インターネットによる申立が可能になるということです。
弁護士ら代理人には、オンライン利用が義務付けられることとなりました。
裁判所からの送達もメールで通知し、
電子ファイルのダウンロードを求める形にするようです。
昨年5月に成立した改正民事訴訟法では、
民事裁判の提訴から判決までのオンライン化が決まっておりました。
改正民事執行法により、民事手続き全体に、
オンライン化が拡大したことになります。
オンライン化に対応できるようにしなければならないとは思いますが、
私はいわゆる機械音痴なので、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
つい先日のWEB期日において、
こちらの画面では相手方らの姿は見えており、
カメラも正常に起動していたのですが、
三者のうち一者だけが音声は聞こえるものの画面が見えないといった
事態が発生しました。
オンライン化・WEB期日は便利にはなるとは思いますが、
このようなことがあると不安を感じてしまいます。
とはいえ、決まってしまったのですから、
頑張って慣れていくしかないですね。
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