解決事例その4(交通事故)
相手方がセンターラインオーバーしてきたために、交通事故に遭い、
後遺障害等級併合10級と認定された方がいらっしゃいました。
弁護士介入後においても保険会社の提示額は、
治療費や休業損害、自賠責保険などの既払額を除き、1000万円程度でした。
当初、依頼者は、この事故のために失職してしまったりしていたため、
早く賠償金が欲しいと言って、上記金額で和解するとの意向でした。
通常であれば依頼者の意向に従うところですが、
提示額が相当な額より低いと考えたことや、
何より、体が事故前のように治らない以上、
相当な賠償額で和解すべきだと考えたことなどから、
依頼者に裁判を提起するよう提案しました。
結局、裁判を提起し、訴訟提起から和解成立まで半年程度で解決できました。
障害の重さにしては早い方だったと思います。
最終の和解額は、訴訟提起前における保険会社提示額の
2倍以上にあたる2250万円程度でした。
依頼していただいた方からは、
「裁判前に示談しなくてよかった。ありがとう。」
というお言葉をいただくことができました。