過払は発生しているのか?
過払の請求をしたいとの相談を月に何件が受けます。
しかし、ほとんどのケースが過払が発生していないケースです。
最近の物価高等のため、少しでも生活費のタシになれば…という感じで、
過払いが少しでも返ってきたら…という相談です。
そもそも、過払金とは、消費者金融や信販会社などの金融機関に対し、
払い過ぎていた利息のことを言います。
これは、過去の消費者金融や信販会社が、
刑事罰が科されない、いわゆる「グレーゾーン」を利用して、
利息制限法の上限を超える利息を取り続けていました。
この利息制限法の上限を超える利息分が払い過ぎた利息として、
過払い金返還請求の対象となるのです。
クレジットカードのショッピング利用分(リボ払い含む)については、
そもそも立替金にすぎず、借入金ではないため、
過払金が発生することはありません。
リボ払いだと、高い金利(手数料)を払っているので
過払い金が発生するはず!と相談される方もいらっしゃいますが、
上記のとおり、そもそも取引の性質上、
過払い金が発生することはありません。
また、キャッシング利用と言っても、利用時期によっては、
そもそも過払い金が発生することはありません。
信販会社の場合、平成18年から平成20年には適法金利に修正しているため、
適法金利に変わった以降の取引であれば、
過払い金が発生することはありません。
いわゆるサラ金であっても、平成22年6月18日の出資法改正により、
同日以降の契約は適法金利になっておりますので、
きちんとした業者であれば、過払い金が発生することはありません。
最近の相談は、そもそも借入からそれほど期間が経過していないことが多く、
適法金利に変わってから借り入れしているケースが多いのが現状です。
過払い金が発生しているか否かは、
基本的には借り入れがいつからであるのかが重要なポイントとなるため、
それを参考に、過払い金が発生するか否か検討していただければと思います。
先日、依頼者様からお菓子をいただきました。
弁護士・スタッフみんなでおいしくいただきました。
ありがとうございました。
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