犯罪被害者支援に関する研修会
先月下旬、三重弁護士会で行われました、
犯罪被害者支援に関する研修会に参加しました。
といっても、このご時世、ZOOMでの参加が可能でしたので、
ZOOM参加にしました。
今回の研修会のテーマは、
「継続した性暴力の被害者審理と相談における留意事項」でした。
何年か前に参加した別の研修会で印象的だったのは、「2つのF」でした。
「暴行されそうになった時、『Fight』or『Flight』
と言われることがあるが、そんなことはない。」といったものでした。
すなわち、暴行されそうになったら、抵抗するか、逃げるか、
だと思われがちだが、実際にそういった行動に出ることができる人はわずか。
どちらの行動にも出られない人の方が多いんだ。
思考回路を停止するなどして、この恐怖が一刻も早く終わってくれることを
人形のようにして待つのだ。と。
だから、なぜ逃げなかったのか、というのは適切ではない。
といったようなものでした。
今回の研修でも同じような内容の説明があり、「3つのF」でした。
『Fight』『Flight』『Freeze』でした。
何年か前に聞いた研修での説明は、この『Freeze』のことだったのか、
と。
今回の研修では、相談を受ける際の留意事項についても話がありました。
他の先生が実践されていることについてもお話を聞くことができました。
今後の参考にしていきたいと思います。
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