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エイジハラスメント

ハラスメントに関する言葉はいろいろありますね。

今年の2月のブログでは、カスタマーハラスメント(カスハラ)について

書いてみました。

 

そもそも、ハラスメントとは、他人の何かを差別して、それに対し、

意識的または無意識に不快感を与えたり、

困らせる言動のことなどを言います。

 

エイジハラスメントは、数年前にドラマにもなったようなので、

知っている方もいらっしゃると思いますが、

エイジ、すなわち、年齢を差別して行うハラスメントのことです。

年齢差別や嫌がらせのことを言います。

このエイジハラスメントの特徴の1つは、他のハラスメントと異なり、

年齢が上でも下でも、男性でも女性でも、

全員がこのハラスメントの被害者にも加害者にもなりうることです。

 

例えば、若い20代ぐらいの社員に対し、

「若い子は何も分かっていない。できない。」と言ってみたり、逆に、

上の年齢に対し、「40(歳)超えたら使いものにならない」

「40歳不要説」「昔なら40(歳)超えたら姥捨山に捨てられていた」などと

40歳(以上)という年齢を差別して行うのであれば、

これらもエイジハラスメントに該当するのではないでしょうか。

ハラスメントは、不快感を露わにしても、差別発言を続けられることも。

そうなると、相手に不快感を与えるだけにとどまりません。

人の仕事に対する意欲を低下させたり、心を折ってしまいますよね。

精神的にかなりダメージを与えてしまいます。

 

ハラスメントは、意識的または無意識に行われてしまいます。

なので、私も気を付けていきたいと思います。

弁護士として、パワハラやセクハラの相談を受けることもあります。

相談を受ける側の弁護士がハラスメント行為を指摘されることは

避けたいですしね。

 

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先日出かけた先の駅前にあったポストです。

新美南吉の「ごんぎつね」や「手袋を買いに」など小学生時代に

読んだことを思い出し、懐かしい気分になりました。