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中弁連・犯罪被害者支援委員会に出席してきました

先週末は、中弁連の犯罪被害者支援委員会に出席してきました。

 

ちょうど被害者支援条例について話があり、

三重県では、今月施行されたばかりでしたので、

かなりタイムリーな話題でした。

他の県や市町村の条例の制定状況や条例の内容などについて触れられ、

さまざまな内容があることに改めて驚かされました。

例えば、名古屋市では、配食事業もあるということで、

それにはビックリしました。

 

ただ、さまざま支援事業があるといっても、実際に利用するためには、

要件を充足する必要があるので、なかなか運用としては厳しい

支援事業もあるようですが。

例えば、三重県の犯罪被害者等支援条例において、

見舞金制度が定められましたが、受給者資格として、

犯罪被害者と加害者との間に、三親等内の親族関係がある場合は

給付対象外となるとされています。

先月福井で行われた経験交流集会で報告されていましたが、

親族間犯罪が、平成28年には、(犯罪)総数に占める割合が約55%

という高さですので、親族関係がある場合には給付対象外となると、

適用される件数は…。

 

三重県では、条例が施行されたばかりです。

支援事業がいかに運用されていくのか今後の流れ(?)なども併せて

注視していきたいと思います。

 

次回までに、各単位会での状況について資料提供などの課題もあります。

今回の委員会では、話題に挙がったという感じでしたが、次回委員会では、

もう少し深い議論になるのでしょうか。

 

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勉強させていただこうと思います。