後遺症と後遺障害
後遺症と後遺障害とは一般的に同じような意味に捉えられていますが、
厳密にいえば、両者は異なります。
後遺症とは、急性期症状が治癒した後もなお残ってしまった機能障害や
神経症状などの症状や障害のことを言います。
これに対して、後遺障害とは、
1)負傷または疾病が治ったときに残存するもので
当該傷病と相当因果関係があること、
2)将来においても回復が困難と見込まれる精神的または
身体的な毀損状態であること、
3)その存在が医学的に認められること、
4)労働能力喪失・低下を伴うものであること
とされています。
つまり、後遺症とは、医学的治療が終了した後もなお残った症状のことを言い、
後遺障害とは、その症状を労働能力の喪失が生じているか否かという観点から
とらえたものと言えます。
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