被害届は原則即時受理
長崎県のストーカー殺人事件での警察の対応が遅かったことなどを受けて、
警察庁は、被害届について、
明白な虚偽または著しく合理性を欠くケースを除き、
原則として即時に受理することを決め、
全国の警察に指示したとのことです(NHKの報道から)。
これまで、警察に相談しても「事件化できるか分からない」、
「警察が介入することではない」などと担当者が安易に判断して、
被害者が被害届を出そうとしても時間がかかるケースが多く見られました。
しかし、これを改善し、
原則として即時に受理することを決めたとのことです。
また、管轄でない警察署であっても、すぐに受理したうえで、
関係する警察署に連絡をして情報の共有を図ろうともしています。
これにより、被害者が三重県に逃げてきて被害届を出そうとする場合、
被害者は三重県の警察署で届出をできることとなり、
被害届提出のために関係する都道府県まで戻る必要はないこととなります。
さらに、明確な理由があって被害届を受理しなかった場合には、
上司への報告も義務付けられました。
この取り組みにより、痛ましい事件が少しでも減少すればいいですね。
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