認知とは
母と非嫡出子との親子関係は、分娩の事実によって証明されるため、
母親による認知は必要がないとされています。
これに対し、非嫡出子と父との親子関係は、
父親による認知によって発生するとされています。
この認知には、任意認知と強制認知とがあります。
任意認知(父親が自分の意思で自分のこと認めること)
強制認知(裁判等によって認知を求めること)
父親は、市町村役場に届出をすることによって、
認知をすることができます。
また、遺言によっても、認知をすることができます。
ただし、遺言による認知を行う場合には、
その認知届は、遺言執行者しかできませんので、
あらかじめ遺言執行者を定めておくか、
遺言執行者の定めがない場合には、
家庭裁判所に申立を行い、遺言執行者を選任してもらう必要があります。
認知は、子の年齢等によっては、父親の意思のみではできず、
子らの意思が必要となりますので、ご注意ください。
認知の承諾については、また後日…
写真は、三重県松阪市にある丹生大師の仁王門を撮影したものです。