四天王寺
四天王寺というと、
大阪にある四天王寺を思い浮かべられる方も多いと思いますが、
今回は、三重県津市にある「四天王寺」を紹介します。
古くは、聖徳太子が建立したと伝えられるお寺です。
境内には、織田信長の生母でもある「土田御前」や、
藤堂高虎夫人のお墓などがあります。
お寺の説明によると、土田御前は、(以下引用)
「本能寺の変の折、織田信長の母土田御前は安土城にいたが脱出。
日野城にかくまわれ、次いで織田家の家督をついだ清州城の孫・信雄の
庇護を受けたようで、『織田信雄分限帳』に土田御前と目される
「大方殿様」が知行を受けていたことが記される。
信雄は徳川家康と組み信長後の覇権を豊臣秀吉と争い、
やがて講和したものの天正十八年(1590)に改易。
土田御前はこの後、安濃津城の信包を頼ったものと思われ、
文禄三年(1594)に亡くなるまでの最晩年を温暖の地、津で暮らし、
亡骸は四天王寺に葬られた。」(以上引用終了)
という経緯で、四天王寺に葬られていらっしゃるそうです。
大河ドラマ「江」の舞台ともなった三重県津市にあります。
津駅から徒歩10分程度の遠くない距離にありますので、
お近くに行かれた際には、お参りされるのもよいかもしれませんね。